最近の高校は風紀が乱れているのかどうかは分かりませんが、先生の言う事を余り聞かないのなら、生徒の立場で説得するのも一つの方法かもしれませんね。
 生徒の立場って、容姿を含めてですがw
風紀委員
 校長室で校長と話しているのは三人の女子高生に見える。
 しかし――。

「佐藤先生、西村先生、工藤先生。それではお願いしますよ」
「校長。ちょっと待ってください。どうして我々が女子生徒に乗り移らなければならないんですか」
「そうですよ。男として納得が行きませんっ」
「お二人とも、そんなに怒らないで下さい。教師として見回るよりも、同じ目線に立って話をするほうが生徒たちも心を開くでしょう。ねえ、工藤先生」
「ええ。私は女性だから違和感はありませんけど、佐藤先生と西村先生は男性ですからね。でも、折角香川さんと秋吉さんが体を貸してくれたんですから、有効に使わなければ申し訳ないですよ。私もこの白石さんの体で男子生徒たちを注意しようと思います。私のようなおばさんに言われるよりも、この綺麗な紫色の髪をした白石さんに言われる方が嫌味がないでしょ」
「そういう事です。特に男子生徒の風紀が乱れていますから、その体を使って上手く指導してやってください」
「し、しかし……なぁ、佐藤」
「ああ。俺たちが女子生徒の体に憑依するなんて……」
「大丈夫です。ちょっと女の子らしいしゃべり方をすれば誰にもばれませんよ」
「いや、そういう問題じゃなく……。そ、それに……」
「どうしましたか?」
「ト、トイレに行きたくなってきたような気が……」
「それは仕方ありませんね。西村先生、トイレに行ってきてください。秋吉さんがこんなところで失禁するのは可哀想でしょう」
「まずいのは私が彼女の体でトイレに行くことではないでしょうか。やはり無理が……」
「そんな事では教師は務まりませんよ。さあ、秋吉さんに恥ずかしい思いをさせるつもりですか?」
「……わ、分かりました。分かりましたよ。なあ佐藤、ちょっと付いてきてくれよ」
「な、何で俺が。俺だって女子生徒の体なんだぞ」
「だって、俺一人で女子トイレに入るわけには行かないだろう。佐藤も付いて来てくれよ」
「い、嫌だって。俺はそんな変態じゃない」
「あら、それじゃあ私が付きましょうか」
「く、工藤先生が?」
「今は同じ女子生徒ですし。初めての女性の体、何かと分からない事もあるでしょうからね」
「し、しかし……ううっ」
「あまり我慢しない方がいいですよ。ほら、行きましょう」
「わ、分かりました」
「それでは皆さん、よろしくお願いしますよ」
「……は、はい……」
「や、やばい。漏れそうだ……」

 ――こうして女子生徒三人に乗り移った若い男性教師二人と年配の女性教師一人は、学校の風紀を守るために同じ目線に立って指導をするのでした……って、かなり無理がありますねw
 いや。それよりも、まずは彼女達の髪の色を何とかしなければなりませんね!
 もしかしたら、喜んで担当する男性教師ってたくさんいるかもしれませんよ(^^