どこまでも暖かい膣の中。
 強い締め付けを感じながらも、肉棒を根元まで押し込んだ。
 俺の下腹部と東尾さんのお尻が完全に密着すると、東尾さんは背中を反らせながら喘ぎ声を漏らした。
「あっ……はぁ〜」
「すごく……温かい」
「望月君のオチンチン。んん……奥まで届いてるよ。気持ちよくて美加子の体が震えてるの、分かる?」
「い、いや……」
「そのまま動いて。美加子の奥まで突いて」
「坂原さん……」
「美加子も喜んでいるんだよ。望月君に入れられて、こんなに感じているんだから」
「……わ、分かったよ」
 奥までめり込ませた肉棒をゆっくりと引き抜き、亀頭が出てくる前にもう一度奥まで押し込む。
 この単純な動作を暫くの間続けた。
 東尾さんの膣ってこんなに気持ちよかったんだ。
 滑った中を出入りする肉棒が蕩けそうな感じ。
 そして俺が奥まで入れるたびに東尾さんの喘ぎ声がトイレに響いた。
「あっ……あっ……ああっ。いいよ。もっと早く動いて」
 その要求に俺は素直に応えた。
 裏返ったスカートの生地ごと東尾さんの細い腰を持って、前後に激しく振る。
 お尻と下腹部の肉がぶつかり合い、パンパンといやらしい音を立て始めると、東尾さんの喘ぎ声が更に激しくなった。
「あんっ!あんっ!あんっ。い、いいよっ!すごく気持ちいいっ。はぁ、はぁ。あっ……ああっ」
 その声がたまらなく可愛い。
 女の子って、こんなにそそる声を出せるんだ。
 普段の東尾さんにはあり得ない、高いトーン。
「あっ、ああっ。いいっ、いいよぉ〜。奥まで届いてるっ、奥の奥まで届いてるっ!」
「はぁ、はぁ、はぁ」
 俺はその言葉に何も言えないまま、ひたすら腰を振り続けた。
 東尾さんの体が前後に激しく揺れている。
 内股になって立つ両膝が折れそうになると、また踏ん張っている。
 扉に添えられていた手が、いつの間にか腕全体でつくようになり、ずり落ちそうになる体を必死に支えていた。
 突く度に音を立てていた白いお尻が次第に赤くなり、熱を帯びてくる。
 それを下腹部で感じながら、俺は下からすくい上げるように腰を動かした。
「ああっ、ああっ、うっ、うっ、あんっ。だめっ、も、もうイッちゃうっ。美加子の体でイッちゃうよぉ」
「お、俺も……出そうだっ」
「んっ、んっ。あんっ、イクッ!イクッ……望月君も一緒にっ……あああっ!」
「はあ、はぁっ……で、出るっ……うあっ!」
 肉棒にまとわりついていた滑る膣に、ぎゅっと締め付けられた感じがした。
 その瞬間、俺は肉棒を勢いよく引き抜き、右手でしごいて東尾さんの後姿に精液をぶちまけた。
「うっ……ううっ、はぁっ」
 さっき口でしてもらったところなのに、肉棒から噴出した精液は紺色のベストからスカートの裏生地に掛けて飛び散った。
「あんんっ……。はぁ、はぁ。あぁ〜」
 東尾さんもイッたんだろうか?
 扉に頭を預けて、体全体で息をしている。
 捲れ上がっていたスカートが腰から落ちて、赤くなったお尻を隠した。
「うっ、ああっ。今度はこっちに来いよ望月。俺の相手をしろ」
 その後姿を眺めていると、今度は個室から俺を呼ぶ渋谷先生の声が聞えた。