「あっ、坂原さんっ!」
「んっ、んっ……んんっ」
 東尾さんの頭が前後に動き、俺の肉棒を美味しそうに咥え込んでいる。
 ねっとりとした温かい口内から、蕩けるような気持ちよさが伝わってきた。
 舌が巧みに動いて、カリ首や裏側を刺激している。
 その快感に思わず後ずさりしてしまった俺の尻を両腕で抱きしめた東尾さんは、根元まで肉棒を咥え込み、喉と舌を使って極上の快感を与えてくれた。
 頭はずっと動いていないけど、見えない口内で絶えず刺激されている。
 時折頬がへこみ、唇と肉棒の隙間から空気が入るいやらしい音がすると精液が吸いだされる感じがした。
 そして鼻から抜ける東尾さんの切ない吐息交じりの声。
「んふっ……ふぅん。んっ、んふぅ……」
 ゆっくりと肉棒が見え始めたかと思うと、また口の中に入り込んでゆく。
 そのストロークは長かったり短かったり。
 東尾さんに咥えられただけでもイッてしまいそうなのに、こんなに濃厚に刺激されたらたまらない。
 手コキで一回イッていなかったら、あっという間に出ていたに違いない。
 坂原さんが乗り移っているとはいえ、どう考えても東尾さんがフェラチオしてくれているとしか思えなかった。
 あの東尾さんが、こんなに男を喜ばせるフェラチオをするなんて。
「んっ、んっ、んっ、んふっ」
 俺の尻を抱きしめたまま、リズムよく頭を動かしている。
 自由自在に締め付けの強さを変える東尾さんの口から涎が垂れて、顎を伝い落ちていた。
「うっ、はぁ、はぁ」
 俺はいつしか両手で東尾さんの頭を掴んでいた。
 その動きを止めるのではなく、ずっと触れていたいと思ったから。
「すごいっ……。はぁ、はぁ、はぁ……あっ、さ、坂原さんっ」
「ん、ん、んんっ、はんっ。んくっ……んっんっんっ!」
 何も言わず、いやらしい吐息だけで黙々とフェラチオする姿がたまらなかった。
 相変わらず個室から渋谷先生の喘ぎ声が聞える。
 個室から聞える大人の喘ぎ声と、眼下にある同い年の女子高生の鼻に掛かった吐息。
「あっ、はぁ、はぁ。すごすぎるっ……あっ、はぁ、ダメだっ……ま、また出るっ!」
 男子トイレにはあまりに似合わない状況に、俺の肉棒は二回目の射精を実行した。
 しかも東尾さんの喉を目掛けて。
「ん、ん、ん、んぐっ!……んん〜っ……んっ、んんん〜」
「あっ……あっ……はぁ、はぁ……あうぅ〜」
 思わず東尾さんの頭を押さえつけてしまった。
 喉に詰まったのか、苦しそうな表情をしていたけど、すぐにゆっくりとしたストロークで肉棒を咥え、しばらく愛しそうに嘗め回っていた。
「んんっ……ふぅ〜。イク時に頭を押さえられたら苦しいよ」
「ご、ごめん。あまりに気持ちよすぎて……つい」
「そんなに気持ちよかった?私のフェラ」
「あ、ああ……」
「そう言ってくれるなら許してあげる。でも今度は私を気持ちよくさせてよ」
「……い、いいのかな」
「まだそんな事言ってるの?この体は私が支配してるのよ。つま先から頭のてっぺんまで。望月君は私を美加子だと思って接してくれればいいの。その方が素直でしょ」
「だってさ。もう乗り移っているって聞いちゃったから。そうじゃなければ東尾さん本人だって思ってたかも知れない」
「また美加子の真似をしてあげようか?」
 東尾さんが立ち上がり、徐にスカートの中から下着を膝まで引き下ろした。
 そして、個室の扉に両手を突いてお尻を俺に向けている。
「ねえ望月君。私ね、ずっと望月君とエッチがしたかったの。でも、望月君はなかなか私を誘ってくれなくて。だから……恥ずかしいけど、今日は私が望月君を誘うことにしたの。いやらしい女だと思わないでね」
「…………」
「私、後ろからされるのが好きなの。……嫌ですか?」
「や、やめてくれよ。そんなしゃべり方……」
「ごめんなさい、変な事を言って。でも、もう……体の疼きが収まらないのよ。お願い望月君。私のスカートを捲って、その大きくなったオチンチンをオマンコに突き刺して……」
 扉に両手を突いたまま振り向き、俺をじっと見詰めている。
 その表情が微妙に大人びていてたまらなかった。
 ゆっくりとスカートを捲り、白いお尻を露にする。
 シミ一つない綺麗な肌。
 その割れ目を目で追うと、太ももに透明な液が垂れているのが分かった。
 東尾さんが感じているんだ。
 俺の肉棒を入れて欲しいと強請っているんだ。
 たとえ坂原さんに乗り移られているとはいえ、東尾さんの体は俺を求めている。
 そう思った俺は、東尾さんのお尻に亀頭を当てると、そのままお尻の割れ目に沿って股の間に滑り込ませた。
「んっ……」
 ピクンと東尾さんの体が震えた。
 そして股の間に入り込んだ亀頭が、滑りながら東尾さんの――。
「んはっ!ああぁ〜」
「うっ」
 割れ目の中、生温かい壁に飲み込まれた肉棒が狭い膣の中に潜り込んでいった。