◎◎◎さんから頂いた「お姉さんキャラ着せ替えセット」を使って、SSを書き始めました。
◎◎◎さん、どうもありがとうございます〜!


「安川君、もう帰るの?」
「え……あ、はい」
「私も今から帰るところなの。途中まで一緒に帰らない?」
 俺は担任の果乃河先生に声を掛けられた。
 美人の果乃河先生に話しかけられると、つい緊張してしまう。
「ああ……。でも剛司と待ち合わせしているんですよ」
「剛司君?彼ならさっき帰ったわよ」
「え?そんなはず無いですけど」
「だって、私の前を走って正門を出て行ったもの」
「ほんとですか?」
「間違いないと思うけど」
先生1

 五分ほど前から待っているから通り過ぎれば分かるはずだけど。
 そんな事を思いながら、念のために携帯で連絡を取ってみた。しかし、留守番電話につながるだけで、剛司は出なかった。
「おかしいな。レンタルCDを一緒に返しに行くって言ってたのに」
「今日がレンタル期限日なの?」
「いえ、明日ですけど」
「じゃあ明日返せばいいじゃない。剛司君、急いでいたみたいだから用事が出来たんじゃない?」
「……そうかもしれないですね。メールだけしときます」
「ええ」
 これだけ長い間、果乃河先生としゃべったのは初めてだな。
 とりあえず剛司にメールを打って、連絡を待つ事にした俺は、若干緊張しながら先生と駅まで歩いた。