フリー素材を利用し、ちょっと遊んでみました。


女憑依00







(ふふ〜ん。ふふふ〜ん♪)
放課後の校舎。
人気のない校舎の屋上で幽体離脱した芽衣は、校舎の中をフラフラと漂っていた。
嫌なことがあった時は、物理的に捕らわれない幽体になって開放感を満喫するのが芽衣のイライラ解消法だ。
壁にめり込んだり校舎から離れて自由に空を飛んだり。
もちろん、こんな事が出来るなんて誰にも言っていない。
(あっ、城戸先生)
廊下を移動していると、隣のクラスを担当している城戸先生が見えた。
女憑依0







「どうして上河君は授業中、静かに出来ないの?」
「えっ、はぁ。まあ……俺だけじゃないと思いますけど」
「そうやって言い訳するところが嫌なのよ。まずは自分から静かにしようと思わないの?」
「だって俺が黙っていたら周りがしゃべりかけてくるし」
城戸先生は芽衣の幼馴染、上河典孝に説教しているようだった。
素直に謝ればよいものを、少々反抗的な態度。
しかし、芽衣にもその気持ちは分かっていた。
実は芽衣が嫌なことがあったというのは、この城戸先生に説教されたためだった。
最初は「すいませんでした」と謝っていたのだが、あまりにしつこく説教するので逆に腹が立ってくるのだ。
(また説教してる。典孝も可哀想に。この様子じゃまだ10分くらいは怒られてるかな?)
芽衣はしばらくその様子を見ていた。
しかし、ふと面白いことを思いついたようだ。
女憑依1







(あ、そうだ!フフフ。ずっと怒られているのも可哀想だし、私も城戸先生がムカつくから先生の体で遊んじゃおっかな)
悪戯な表情をした芽衣が城戸先生を見つめた。
もちろん、城戸先生と典孝は幽体になっている芽衣の姿を捉えることが出来ない。
そんな二人の前でクスクスと笑った芽衣。
(他人の体を乗っ取るのって久しぶりだな。上手くいくかな?)
女憑依2







そう思いながらも、芽衣の幽体は城戸先生の体にスッと入り込んでいった。
「ひっ!」
体の異変に、声にならない声を上げた城戸先生は体を硬直させた。
「き、城戸先生?」
「うっ、あ……あぁ」
明らかに様子がおかしい。
「だ、大丈夫ですか?城戸先生?ちょ、ちょっと!」
「ううう……あ。……フフフ。上手く出来たよ、典孝」
苦しさに顔を歪めていたのは10秒ほどだっただろうか?
先ほどまで怒っていた城戸先生は、ニコニコと笑い始めた。
女憑依3







「えっ」
「久しぶりだから出来るか不安だったけど」
「き、城戸先生?」
「ううん、違うよ。私、芽衣」
「め、芽衣?」
「うん。城戸先生の体、乗っ取っちゃった」
「は、はぁ?」
「これで説教されずに済んだでしょ。それより城戸先生にお仕置きしようよ。フフフ、私が城戸先生の体を使って典孝と楽しいことしてあげよっか」
「ちょ、ちょっと……」
「大丈夫だって。それとも、城戸先生と楽しいことするのは嫌?結構スタイルいいと思うんだけどな」
普段の城戸先生とはあまりに違う口調に、典孝は戸惑った。
しかし、話をしている間に目の前にいる城戸先生に芽衣が乗り移っていることが分かったのだ。
「マ、マジで芽衣なんだな」
「うん。私も城戸先生にはムカついてたから。いつもじゃ見られない城戸先生を見せてあげる」
「す、すげぇ……。じゃあエッチさせてくれるのか」
「へへへ、典孝が望むならね!……じゃあ上河君。私が上河君のオチンチンを食べてあげるから会議室に来なさい」
「はいっ。城戸先生!」
芽衣は城戸先生の口調を真似すると、典孝と共に職員室の近くにある会議室に入り、鍵を閉めた。


……とまあ、こんな感じもいいかなぁって!