(あっ……。ゆ、優衣っ!こ、声が出ないっ。体が動かないっ)
(咲希姉ちゃんっ!ど、どうして?どうしてしゃべれないの)

咲希と優衣は、目の前にいるお互いの姿に話しかけようとした。
しかし、話そうと思った言葉が出ない。
目の前にいるにも関わらず、何も出来ないのだ。

「ねえ優衣。早くこれを入れたいでしょ」
(なっ。口が勝手に……)

「うん、咲希姉ちゃん。その双頭バイブで子宮の中までえぐられたいよ」
(やだっ……。私、何言ってるの!?)

自分の意思とは切り離れて動く口。
そして体。
優衣は、ロンググローブに染み込んでいるローションを双頭バイブに嬉しそうに塗りこんでいる咲希を見ていた――というよりは、見せられていたという表現が正しいかも知れない。両手でスカートの裾を持ち上げ、タイツに切れ目を入れた股間を咲希に見せると、クスッと笑った。

「ねえ咲希姉ちゃん。先に私の膣に入れてくれない?」
「だめよ優衣。私の膣に入れてからじっくりと苛めてあげるね」
「え〜。私、双頭バイブを見ているだけですごく感じているのになぁ」
「私だって同じよ。だから……」

咲希が椅子の上でM字に足を開き、割れ目を大きく広げた。
そして、一度優衣を見た後、ゆっくりと膣に入れ始めたのだ。

(い、いやっ!そんなの入れないでっ。優衣っ!優衣っ!私を止めてっ)

その叫びは優衣に届くことはなく、自らの手によって双頭バイブの頭を膣内に押し込み、そのまま胴体をめり込ませてゆく。

「んっ!ああ……すごい、膣壁が押し広げられてゆく」
(いやぁ。あっ……だ、だめっ。入れないでっ)

「気持ちいい?咲希姉ちゃん」
「うふっ。下腹部が満たされてゆくって感じよ。はぁ、こんなに奥まで入り込んで……んっ」

M字に開いた咲希の足がビクン、ビクンと震えた。

「咲希姉ちゃん、入れただけでイッちゃうんじゃない?」
「さすがにそれはないけどね。でも、このまま動かせばイケそうな気がする」
「じゃあ先にイッちゃう?」
「ううん。折角だから姉妹でしようよ。双子の姉妹なんだから」
「そうだね、咲希姉ちゃん!」

(咲希姉ちゃん!お願い。早く気づいて!)
(優衣っ。私じゃないの。今しゃべっているのは私じゃないのっ)

椅子から腰を上げた咲希は、優衣に床に仰向けになるよう促した。
ローションなどでヌルヌルと滑る床に寝転がった優衣は、体を横にすると左手で左足の太ももを持ち上げ、大きく開いた股間を咲希に見せた。

「この方が入れやすいでしょ?」
「さすが優衣ね。よく分かっているわ」
「まあね。だって私達、双子の姉妹なんだもん」
「でも、今日の優衣は少し変よ。私にこんな事されても嫌がらないんだから」
「そう言えば咲希姉ちゃんもおかしいよ。普段はこんな事しないのに」
「もしかして……優衣は優衣じゃないの?」
「咲希姉ちゃんは、咲希姉ちゃんじゃないの?」

(そうよっ!)
(そうだよ咲希姉ちゃん!)

「……ふふふ。そんな事無いよね。何処から見ても優衣にしか見えないんだから」
「私もそう思うよ。私の大切な咲希姉ちゃんにしか思えないよ」

(そんな……。どうして勝手に動くのよっ)
(いやっ!いやいやっ!)

二人は誰かに体を操られていると思い始めたようだ。
それが催眠術なのか何かは分からない。
兎に角、自分の意思とは無関係に動く体になす術もなく、目の前にいる姉、そして妹にいやらしい行為を見せ付け、見せ付けられるだけだった。

「ドキドキする?」
「うん。咲希姉ちゃんに膣を突かれるって思うとね」
「それじゃ、その望みを姉の咲希が叶えてあげるね」
「うんっ!」

優衣は嬉しそうに笑った。
その優衣の右足の太ももに体重をかけない様、お尻を乗せた咲希は左足を持ち上げている優衣の陰唇に双頭バイブの頭を宛がった。
膣口が開き、そのまま膣中にめり込んでゆく。

「ああぁ」
「んっ」
(だ、だめぇっ!)
(咲希姉……ちゃん。ふああっ)

一瞬、顔をしかめた優衣だが、すぐに艶かしい女性の表情に変化した。

「す、すごい!体の中にめり込んでくるっ」
「そうよ。もっと奥までめり込むからね」
「ふっ……ああっ」

優衣が左足を支えていた手を離し、仰け反った。
代わりに咲希がその太ももを抱きしめる。

「ああっ!」
「ふあっ!」

すると、双頭バイブは二人の膣の中に完全に納まってしまったのだ。
咲希のスカートで見えない二人の股間からは、入れただけでもいやらしい愛液が溢れ出ていた。