雨で長女の運動会が中止になりました。
で、次は火曜日なので仕事で見に行くことが出来ず(^^;
じいちゃんばあちゃんも来れないので、嫁さんに任せるしかないですね。
お弁当は作っていたので、じいちゃんばあちゃんをマンションに呼んでお昼に一緒に食べました。
昼からビールを飲めるのって、やっぱりいいですねぇ。
しかも、そのまま寝てしまいましたからぁ!
おかげであまりお腹が空いていなくて、今もまだ夕食を食べていませんw

で、昼寝をしているときにまどろみの中で思っていたことがありました。
TSFのネタなんですが。。。
以下、私がぼ〜っと考えていたストーリー。
もちろんフィクション。


ちょうどこの前の金曜日、ゴールデンタイムに超常現象の特番がありました。
超能力や幽霊、霊視など普段はお目にかかれないような内容で、私も結構興味があるので見ていたんです。
その中で、非常にそそられるシーンがありました。

一人の若い霊能力を持つという男性が登場したところから始まります。
司会は男性タレント(Kとします)と女子アナがしており、二人がその霊能力を持つという男性を迎えます。
男性は司会Kと女子アナとしばらく話していました。
怪しい話ですが、裏の世界では有名な男性だそうです。
髪を帽子で隠し、サングラスを掛けているので顔の様子は殆ど分かりませんが、話している雰囲気は穏やかで印象は悪くありません。
彼いわく、裏の仕事では他人の体を操る……というか、私が大好きな憑依を使うことがあるというのです。
ゲストのお笑い芸人や評論家は面白半分に聞いているようですが、男性は真面目に話をしていました。
「論より証拠ですから、実際にお見せしますよ」
男性はそう言って、用意された椅子に座りました。
「本当に出来るんですか?」
「ですから、今からそれを証明します。私は今から魂となってこの体を抜け出し、別の人の体に入り込みます」
「あの、すいません。それはどのようになれば分かるのですか?」
女子アナが質問すると男性は軽く笑って、
「すぐに分かりますよ」
と返答し、意識を集中し始めました。
それらしいBGMが流れ、画面が薄暗くなります。
三台くらいのカメラが、椅子に座っている男性を色々なアングルから取っていました。
しばらく……ほんの十秒くらいでしょうか?
男性は急に意識を失ったように、ぐったりと背もたれに体を預けました。
眠っているようにも見えますが、サングラスをしているのでその様子は分かりません。
ゲストのお笑い芸人達も首をかしげながら見ているシーンが映し出されます。
生放送でしたから、編集もされていないでしょう。
その後、スタジオに明かりが戻されました。

「……え〜。どうやら意識がなくなっているというか、眠ってしまったようです。これは一体何を意味しているのでしょうか?」

司会のKが男性の肩に手を乗せ、サングラスの奥にある瞳を覗き込もうとしました。
その時、
「あの、それ以上近づかないでもらえます?」
と、後ろから付いて来た女子アナが声を掛けたのです。
「え?」
「だからそれ以上近づかないでください。顔を見られたくないんですよ」
女子アナは軽い笑顔を作ってKに話しかけています。
「へ?」
「分かりませんか?私ですよ。私がこの女子アナに憑依しているんです」

その言葉にスタジオがざわめきました。
カメラが一斉に女子アナを撮ります。

「どうでしょう?これで分かっていただけましたか?」

そう言われても、本当に男性が女子アナに憑依しているかは分かりません。
女子アナが演技しているとも思えます。
お笑い芸人や評論家達も私と同じ意見でした。

「そう言われても分からないでしょ。それくらい俺にだって言えるし」

一人のお笑い芸人が女子アナに問いかけました。

「そう言われると思っていましたよ。でも、例えば私がこの女子アナの体を使って皆さんの前で胸を揉んだり服を脱げば信用していただけますか?」

女子アナは、笑顔で両手の人差し指で黄色いブラウスの胸を指しました。

「でも、さすがにそれは可哀想でしょう。私が憑依している間、彼女の記憶はないのですから」

妙な空気は、見ている私にも伝わってきました。
私自身、憑依が好きですから、女子アナが憑依されていようがいまいが、この展開は大好きです。
これだけでもハァハァしてしまいましたw

「Kさん。私が憑依していると思いますか?」
「えっ?う〜ん。しゃべり方を聞いているとそんな気がしますけどねぇ」
「信じられないでしょ」
「まあ、正直信じられないです」
「それではバスタオルを用意していただけますか?」
「バスタオル?」
「はい。顔がカメラに映らない程度で構いません」
「はぁ……」

その後、急遽一畳近くありそうな大きなスポーツタオルが用意されました。
そして女子アナは、先ほど質問を投げかけたお笑い芸人の一人をステージに招いたのです。

「ではお笑い芸人の彼に証明してもらいましょう」
「俺に?一体何をするんだ?」
「Kさん。私と彼の頭が見えなくなるように、そのスポーツタオルで覆い隠してください」
「これで?」
「はい」
「何をするんですか?」
「それは後から彼に聞いてください」
「ええ?」

女子アナがお笑い芸人の前に立つと、お笑い芸人は鼻の下を伸ばしました。
私もお笑い芸人と同じような間抜け面になるだろうなぁと思いながら見ていると、司会のKが二人の頭からスポーツタオルをかぶせました。
腰の辺りまで覆いかぶされた二人。
カメラが二人に近づき、スポーツタオルの隙間から中を映そうとしています。
しかし、上手く二人を捕らえることが出来ません。
ただ、二人がつけているピンマイクからは信じられない音が聞こえてきました。

「えっ!ちょっ」

お笑い芸人は驚きの言葉を上げたあと、何も言わなくなりました。
チュッというキスをしたような音。
そして、子供には聞かせられないような……想像するに、ディープキスをしているような音がしていました。舌が絡み合って、お互いの口の中を嘗め回しているような。
それが十秒ほど。
女子アナがスポーツタオルを外すと、お笑い芸人は赤面していました。
更に女子アナは、Kにスポーツタオルを首から下、上半身に巻きつけるよう指示しました。
少し間隔を空けた状態で巻きつけられたスポーツタオル。
その中で、二人の手が動いているようでした。
お笑い芸人は赤面しながら驚いた表情で女子アナを見ています。

「信じてもらえますか?私が女子アナの体に憑依しているということを?」
「は……はい。信じます。絶対に信じます」
「良かった。普段の彼女は決してこういう事をしませんから、勘違いしないでくださいね」
「……わ、分かった。分かりました」
「ではその手を下ろしてもらえますか?さすがにカメラに撮られるわけには行きませんから」
「あっ。す、すみません」

慌ててお笑い芸人が手を下ろしたように見えました。
私が勝手に想像するに、おそらく女子アナの体に触っていたのでしょう。

スポーツタオルが外されると、お笑い芸人は両手を何度も握り締めていました。
女子アナのブラウス、胸の部分には無かった皺が出来ています。

「な、何をしていたんですか?」

司会のKがお笑い芸人に話しかけると、

「そりゃあ本当に憑依しているか確認していたんですよ。女子アナは百パーセント男性に憑依されています。それは俺が身を以って証明しました!」

そう言ってカメラに向って両手を差し出しました。
その後、意識を失っていた男性が目を覚ましたのです。
そして、女子アナは何が起きたのか分からないといった表情で、周囲をキョロキョロと見ています。

結局、お笑い芸人が証明したといっても信憑性は全くありませんでした。
すぐにコマーシャルに入り、別のテーマに切り替わってしまいましたし。
一体、スポーツタオルの中で何があったのか?
そして、本当に女子アナは憑依されていたのか?
私は一人、悶々としながらこの日記を書いたのでした。



ということで、いつの日かこういう番組が見れたらいいなあという願望でしたw