――その日の夜。

香夏子はピンクのキャミソールと白いホットパンツという家着に着替えていた。
自分の部屋、テーブルの上に萎えたチ○ポを置いてじっと見つめている。

理恵の付けたはずのチ○ポが自分の体に付いていた。
しかも、その記憶が全くない。
孝彦に聞いても、スポーツクラブから急にいなくなって心配していたと言われる。
携帯電話も、いつの間にか電源が切れていたという状態。

「どういう事なの?どうして記憶がないんだろう……」

幾ら考えても分からない。
もしかしたら、理恵の仕業?
そうも考えたが、理恵はチ○ポを外す方法を知らないはず。
いや、何かの拍子に外れてしまったのかもしれない。
それを香夏子に付けた。
でもどうやって?
記憶がないのは、香夏子が理恵にした時のように睡眠薬で眠らされたという事だろうか。
しかし、白昼堂々そんな事が出来るはずがない。
頭の中で何度も考えたが、これだという結論には達しなかった。
理恵の連絡先を知らない香夏子には、これ以上手立てがないのだ。

「絶対に理恵が関係しているはず。孝彦なら理恵の実家の連絡先くらい知っているかも」

香夏子は携帯で孝彦に連絡を取った。
しかし、孝彦は良く分からないという。もし分かっているのなら、孝彦自身がとっくに連絡していると。確かにその通りだと思った香夏子は、またしばらく考えた。


気が動転していて、思わず持ち帰ってしまったチ○ポ。
しかし、今の香夏子には必要無いものだ。
今見ると、妙に気持ち悪い気がする。よくこんなものを作ったものだと。
生ごみに混ぜて捨ててしまおう。
そう思いながら椅子から立ち上がった香夏子は、ホットパンツとパンティを脱いだ。
そして、萎えたチ○ポを手に取るとためらいも無く股間に取り付けた。
生気を取り戻し、血液が充満してゆく。
固く勃起したチ○ポが股間についているという懐かしい感覚。
チ○ポに力を入れると、勃起したまま前後に揺れる。
パンティは足元に脱ぎ捨てたまま、ホットパンツを直に穿いた香夏子は股間の盛り上がりを優しく手で擦った。
熱いチ○ポの鼓動が生地越しに伝わってくる。
さぞかし気持ちよさそうな表情をしているだろうと思いきや、香夏子はパクパクと口を開けて顔をしかめていた。恐怖感が漂う表情だ。
何かを話そうとしているように見えるが、口が動いているだけで声が出ていない。
香夏子は立ったまま体を撫で回し、自らの性感を高めた。
その行動は、表情にマッチしていない。
スルスルと起用にブラジャーだけを脱ぎ、キャミソール越しに乳首を摘むと、一瞬艶かしい表情になったが、また頭を振って嫌がる。
にもかかわらず、香夏子は何度も乳首を弄った。
次第に息が乱れ始めたが、何故か嫌がっている様子。
完全に乳首が勃起した彼女は、ホットパンツの股間を膨らませたまま部屋を出た。
そして短い廊下を歩くと、母親がソファーで座っているキッチンへと下り始めたのだ。
必死に足を止めようとする表情が伺える。
しかし香夏子の足は一段ずつ確実に下りていった。

そして――。