「後ろに二センチくらいの平面状になっている部分があるので、その部分を手のひらに付けてみる……か」

香夏子は書いてあるとおり、右手で左手の手のひらにチ○ポの後ろにある平たい部分を付けてみた。すると、不思議なことに手のひらとチ○ポの境目がなくなってしまったのだ。

「えっ!な、何!?」

驚いてチ○ポを引き離そうと引っ張ると、チ○ポから痛みと引っ張られているという感覚があった。

「うっ……ど、どうなってるの?」

その感覚に、思わず右手を離してしまった。
そして冷たかったチ○ポは、血が通い始めたかのように黒色から少し肌色がかり、温かみを帯び始めたのだ。

「……こ、これ……生きてる?」

左手を開いたまま、もう一度右手でチ○ポを触ってみる。すると、チ○ポからは触られているという感覚が伝わってきた。

「す、すごい……私の体の一部みたい……」

今度は少し強めに握り締めてみた。

「あっ……」

微妙な感じに香夏子は戸惑った。
胸を掴まれたような感覚に若干似ている。

「オチンチンを握られたら……こんな感じなんだ……あれ?」

戸惑いと好奇心が合わさっている。
握り締めたチ○ポに血液が流れ込み、みるみる膨張してゆく。

「えっ、えっ……す、すごい……」

目の前で勃起する手のひらのチ○ポ。
右手の中で太く、硬くなっている。

「……こ、こんなに大きくなるの?孝彦君のオチンチン……」

香夏子も今年で二十四歳。
男性の勃起したチ○ポくらい見たことがある。
しかし、孝彦のチ○ポはそれらよりもかなり大きな気がした。
長さは十五センチくらいだが、胴回りが太い。
そして、しっかりと向けたカリが図太く見えた。
目の前に、予てから付き合いたいと思っていた孝彦の勃起したチ○ポがある。

「すごいよ、孝彦君。こんなに大きなオチンチン、持ってるんだ……」

興奮して下半身がジュンと湿り気を帯びたのを感じた。
勃起したチ○ポをしごいてみると、しごかれているという快感が香夏子の脳に伝わった。

「お、男って……こんな感覚なんだ……」

好奇心の止まらない香夏子はゴクリと唾を飲む込むと、誰もいない自分の部屋を見渡した後、ゆっくりと左手を口元へ移動させた。
そして、カリの先に軽くキスをした。