先日、会社の車で出張していたのですが、途中で心温まる出来事がありました。
信号待ちをしているとき、私は前から3番目くらいで止まっていました。
片側2車線だったのですが、朝なので私の後ろにもずらりと車が並んでいます。
で、横断歩道を自転車で渡ったおばあさんがいました。
そのおばあさんは帽子をかぶっていたのですが、強い風が吹いていたせいで帽子が横断歩道の真ん中くらいまで飛んでしまったのです。
ちょうど渡りきった後だし、信号も自動車側が青になってしまったので、おばあさんはオロオロしながら横断歩道に落ちてしまった帽子をみていました。
すると、一番前の車に乗っていたドライバーは(2車線なので2台とも)青になっても発進しませんでした。
そして、取りに行けと合図しています。
おばあさんは申し訳なさそうに腰を折りながら帽子を取りに行っていました。
もちろん早く移動できないため、信号が変わってから時間が経っています。
私は絶対に誰かがクラクションを鳴らすと思っていたのですが、なんと1台もクラクションをならさなかったのです。
正直、びっくりしました。
ドライバーの中には、早く行けよという人が絶対にいると思っていたからです。
おばあさんがお辞儀をしながら横断歩道を渡り終えると、私たちはゆっくりと車を進めました。
ほんの些細な出来事でしたが、私は日本もステタもんじゃないなぁと思ってしまいましたよ(^^