過去作品を掲載します。

硬くて冷たい・・・
年季が入った黒光りしている木で出来た廊下に倒れこんだ二人・・・

ほんの数秒後、優奈はゆっくりと目をあけ始める。

優奈:「う・・・ううん・・・・・」

気絶している美空が上に乗っているので身体が重い。
優奈は両肘を廊下に突いて、そっと身体を横に倒した。すると、上に乗っていた美空の体が廊下にごろんと転がる。急に身体が軽くなった優奈は緋袴で足を取られないようにしてゆっくりとその場に立ち上がった。
頭を下に向け、白衣と緋袴という巫女装束に包まれている自分の身体をまじまじと眺める。そして、両手で白衣に包まれている胸をそっと持ち上げる。

両手には胸の重さ・・・胸を触られているという感覚・・・
この2つの感覚を、同時に感じる事を確認した優奈の口元が緩んだ。

優奈:「んふっ・・・や・・・やった・・・・ついに優奈の身体に乗り移ったんだ・・・・」

進一は優奈の声でそう言うと、両手を握り締めてガッツポーズを取った。

優奈(進一):「はぁ・・・長かったよなぁ。俺の芝居も」

優奈の髪の毛をかき上げながら満足げな顔をする進一。
やはり美空には進一が乗り移っていたのだ。

いつの間に美空に乗り移っていたのだろうか・・・


実は、夜中の遅くに目覚し時計で起きた進一は、優奈の親友である「篠本 美空」に乗り移るため、高校の住所録から彼女の家を調べたあと幽体離脱して家に向かったのだ。
美空の家に着いた進一は、案の定、部屋のベッドで寝ていた美空に乗り移る。
暑かったのか、あるいは寝相が悪いのか、掛け布団から身体を出して寝ている彼女。
パジャマの隙間からおヘソが出ていて可愛らしかった。
小さな寝息を立てているところに、進一の幽体がゆっくりと身体に入り込んでいく。

美空:「・・・・ぅ・・・・ぅぅ・・・・」

少し苦しそうな顔をして息を乱す美空。
そんな事はお構いなしに、彼女の身体に幽体を忍ばせていく。
美空の表情がみるみる険(けわ)しくなり、頭を左右に振り始める。
しかし、それもつかの間。
進一の幽体が美空の身体に完全に入り込んだ時には元のおとなしい寝顔に戻っていた。
その口元が少し笑っている。
そして、ゆっくりと目を開け始めた。

美空:「う・・・・ううん・・・・」

美空が声を上げる。

美空:「・・・へへっ・・・相手が寝ている時は簡単だな」


そう言うと、むくっとベットから起き上がった。
進一が美空の身体を支配したのだ。

美空の身体に乗り移った進一が部屋の中を歩き始め、電気を付ける。
まぶしい光でしばらく目を開ける事が出来なかったが、徐々に目も慣れはじめた。
白いパジャマを着ている美空の身体は、優奈にも負けないくらいスタイルがいいと思う。腰に手を当てると予想以上に細い事が分かった。
両手で胸を下から持ち上げると、胸の重みと弾力を感じる事が出来る。

美空(進一):「これが美空の身体なんだよな。うん。せっかくだからよく味わっておこう」

タンスの横にある大きな鏡の前でパジャマのボタンを外し始める美空(進一)。
その姿は誰が見ても高校2年生の女の子「篠本 美空」だった。
ボタンを全て外し終わった美空(進一)がパジャマを絨毯の上に脱ぎ捨てる。
どこまでも白く見えるその肌は、まるで生まれたての赤ちゃんのようだ。
肩から腕の辺りまでそっと擦ってみる。
そのスベスベの肌は今まで触れた事の無い感触。

美空(進一):「美空の肌ってこんなに綺麗だったんだ。学校では全然気付かなかったよ」

自分で自分をほめているように聞こえる。
少し乱れた髪の毛を両手で整える。よく女の子がする仕草だ。
それを自分がしている、いや、美空にさせていると考えると、とても男心をくすぐられる。
進一としても、美空のことが気にならないわけではない。もし優奈がいなければ、きっと美空のことがとても気になる存在になっていただろう。
もし優奈がいなければ、きっと美空が好きになっていたんだ。
その美空の身体は、今俺が動かしているんだ。
鼓動が早くなるのを感じる。
美空(進一)は、そっと心臓のあたりに手をあてがった。
白いブラジャーから伝わる柔らかい左胸の感触。
そして、その奥から伝わる弱弱しいが普通よりも早い心音。

美空(進一):「美空の身体が興奮してるんだな」

そう言うと、勢いよくパジャマのズボンを脱ぎ捨てた。
下着姿の美空の身体が鏡に映る。
それを見る顔はとてもうれしそうな表情をしていた。
それほど自分の身体を見るのがうれしいのか・・・そう思わせる表情だった。


美空(進一):「やっぱりスタイルがいいよ。でも、下着姿より普段見る服のほうがいいな。うん。そうしよう」

美空(進一)はタンスの中に吊っているセーラー服を取り出した。
いつもこの制服を着て学校に来るのだ。

美空(進一):「よし。まずはこれにするか」

美空(進一)は、タンスの扉にハンガーごとセーラー服を吊った後、1人芝居を始めた。

美空(進一):「ああん。もうっ、お母さんが早く起こしてくれないから遅刻しちゃうじゃないっ!」

美空になりきる進一は、急いでセーラー服を頭から被ると、脇の下に付いているファスナーを下に降ろした。

美空(進一):「それからスカートっと・・・」


ハンガーからスカートを取り、両足をくぐらせる。
腰の辺りまでスカートを引き上げたあと、横に付いているホックを止め、ファスナーを降ろした。

美空(進一):「もう、お母さんのばかぁ」

タンスから忘れていたルーズソックスを取り出し、両足に穿いてみる。
鏡に映る美空は、学校で見る姿そのものだった。
膝よりもかなり上(うえ)に上(あ)がっているスカートの裾。
半分以上見える太ももには、いつも目線が向いてしまったものだ。
美空(進一)は、スカートの裾を少し上げて、みずみずしい太ももの付け根に見えるパンティのチラリズムを
楽しんだ。股間を三角に覆うパンティが何ともイヤラシイ・・・

そのあと、頭の中で満員電車を想像する。
窮屈な電車の中に、美空と進一の二人がくっついて立っているのだ。
鏡を見ながらまた1人芝居を始める。

美空(進一):「えっ!嫌よ。そんな事・・・・進一君が言っても・・・・」
美空(進一):「だって・・・・す、好きだよ。進一君の事・・・でも・・・」
美空(進一):「・・・・う・・・うん。分かったよ。それじゃあ・・・ちょっとだけだよ・・・・」

1人で美空の真似をしたあと、ゆっくりとセーラー服の中に両手を入れる。

美空(進一):「もういい?・・・・だって恥ずかしいもん・・・・やだよ、そんな事・・・」
美空(進一):「・・・・うん。これだけだからね」

美空(進一)は恥ずかしそうにそう言うと、セーラー服の中の手を後ろに回し、ブラジャーのホックをパチンと外した。

美空(進一):「は、恥ずかしいよぉ」

鏡には俯き加減で恥ずかしそうにしている美空の姿が映っている。

美空(進一):「ええっ。そんな事まで・・・・」

美空(進一)は黙って肯くと、ブラジャーの肩紐をずらして上手に片方ずつ腕から抜いた。そして上半身からブラジャーを抜き取って下に置いたのだ。

美空(進一):「もういいでしょ・・・・だってみんなに見られているかもしれないし・・・」
美空(進一):「もう・・・進一君のばかぁ・・・」


美空(進一)は恥ずかしそうに小さな声で答えると、またセーラー服の中に両手を忍ばせた。そしてゆっくりと両胸を揉み始めたのだ。

美空(進一):「ん・・・・んふっ・・・・も・・・もういいでしょ・・・」
美空(進一):「だってほら・・・あの人がこっちを見てる・・・・んっ!」

嫌がる言葉とは裏腹に、両手はセーラー服の中でしっかりと胸を揉んでいるのだ。
両手から伝わる柔らかさと両胸から伝わる快感。
その気持ちよさに酔いしれながら、右手がセーラー服の中から抜け出て、今度はスカートの裾をめくった後、白いパンティの上から股間を撫で始める。

美空(進一):「あっ・・・・あんっ・・・し、進一君・・・わ、わたし・・・・もしかして・・・か・・感じてる・・・・」

パンティの上から指で触ると、しっとりと濡れているのが分かる。

美空(進一):「んっ・・・んんっ・・・・で、電車の中で・・・・こんな事・・・・するなんて・・・・わ・・・わたし・・・」

いつの間にかパンティの中に右手を忍ばせ、感じるところを刺激している美空(進一)。

美空(進一):「あっ・・・あっ・・・あっ・・・・き・・・気持ち・・・・いい・・・」

顔を赤くしながら気持ちよさに喘ぐ美空(進一)。
鏡の前、セーラー服姿で1人エッチしているのだから。
こんな彼女の姿は誰も見たことが無いだろう。
進一はその姿を目に焼き付けた。

美空(進一):「あんっ・・・あっ・・・し・・・進一君・・・わ・・・わたし・・・も・・もう・・・・だめ・・・・ああああっ!」

一瞬、美空(進一)の身体がビクンと震えたかと思うと、へなへなとその場に座り込んでしまった。
どうやら女として最高の時を迎えたようだ。

美空(進一):「あはっ・・・・あっ・・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」

かわいい美空の顔が、大人びた疲れをかもし出している。
鏡を見つめながら、こんな顔も出来るんだ・・・・そう思った進一であった。


しばらく休んだ後、彼女がやっているチアリーダーの制服を見つけ、それに着替えてまた1人エッチ。
そしてその後は、ビキニを見つけてまた1人エッチ。
進一は、美空の身体を好きなように弄んだのだ・・・・


そして家の外が少しづつ明るくなるころ、疲れた美空(進一)はそのままベッドで寝てしまっていた。幸い、両親は勝手に仕事に出て行くし、いるとは知らなかった妹は部活の朝連で出て行ったのでまったくばれなかったようだ。

すっかり日が昇った頃に目が覚めた美空(進一)は、この身体で優奈に会いに行くため、普段着に着替えた。
しかし、感のするどい優奈の事だから、普段の美空の格好ではばれるかもしれないと思った進一は、わざと進一が乗り移っているかもしれないと思わせるために、妹の部屋に行き、ノースリーブと短パンを借用したのだ。

少し小さめの服だったが、男としてはそそられるのでそのままブラジャーをつけずに神社に向かった。
そして、その服装から怪しいと思わせたあと、進一の話に話題を振って油断させつつ、実は進一にイタズラされたかもしれないと話を持ち出す。
すると、昨日進一にイタズラされただけで、今は進一が乗り移っていないと錯覚させる事が出来る。
そうやって油断している優奈の後ろから抱きつき、幽体を優奈の身体に押し込んだのだ。
身体を密着させる事で幽体をすぐに優奈の身体に入れられるし、後ろからなら霊力のこもった手を恐れる事も無い。
今回は進一の作戦勝ちだった。


さて、優奈の身体を手に入れた進一は、宿題を教えてもらうことなどすっかり忘れてしまっている様子。
気絶している美空をほったらかしにして、更に廊下を奥へと歩いていった。
実は進一、去年、他の生徒達と一緒に何度かこの神社に来たことがあるので優奈が使っている部屋もよく知っていた。

優奈(進一):「えっと、私の部屋は・・・」

うれしくて仕方がない優奈(進一)は、優奈になりきっている。
口から出る声は優奈そのもの。
あのいつも聞いている優奈の声は、今、進一の物なのだ。

廊下を突き当たり、右のドアをあける。
すると、優奈専用の部屋が現れた。
多分この部屋は優奈が小さい時から使っていたのだろう。
彼女の甘い香りが部屋に漂っているのが分かる。

優奈(進一):「わぁ。1年ぶりだな。この部屋も・・・」

ドアを閉めた後、部屋の空気を胸いっぱいに吸い込む。
優奈(進一)は懐かしそうな目をして部屋の中を見回した。

あまり詳しくは覚えていないが、住み込みでバイトをするための机やベッドが置いてあるのは覚えている。


最近の女の子の部屋には鏡が常設されているのだろうか?


優奈の部屋にも押入れの隣りにちゃっかりと縦長の鏡が置いてある。
優奈(進一)はゆっくりと鏡の前に歩いていった。
近づくにつれ、徐々に鏡に映り始める優奈の身体。
巫女装束に包まれた優奈はとても神秘的な感じだ。
いつも学校で見ているセーラー服姿とはまた様子が違って見える。
優奈(進一)は、頭を下に向け、両手で白衣に包まれた胸元をギュッと引っ張ってみた。
白衣の中にはもう一枚、白くて薄い生地の服をまとっている。
優奈(進一)はその服もいっしょに指で引っ張って中を覗き込んだ。
そこには、きれいな優奈の胸と、白衣に寄せられた深い谷間が見えた。
どうやらブラジャーは付けていないようだ。
こういう服を着るときは、下着はつけないものなのか?

優奈(進一):「こうやって見ると、私の胸もおっきいわよね」

うれしそうに左手で白衣を引っ張ったまま、右手を中に入れて胸をムギュッと
つかんでみる。

優奈(進一):「んっ・・・」

優奈の切ない声が口から漏れた。
鏡には白衣の中に右手を入れている優奈の姿が映っている。
あの優奈が巫女装束でこんなことをするなんて・・・
そう思うと余計に興奮する。
優奈(進一)は一旦白衣から手を出した後、机のいすに置いてあった座布団を取り、鏡の前に置いた後、その上に正座してみた。
そして太ももの上に両手を置いて姿勢を正す。
きりっとした顔立ちを表現すると、鏡の中には由緒正しい巫女さんの姿が映っている。
優奈(進一)はそのまま両腕を袖の中に入れた後、脇の開いているところから白衣の中に両手を入れた。
そして、白衣の中で直接胸を揉みはじめたのだ。
袖には優奈の手はなく、白衣の胸のところがもぞもぞと動いているのが鏡からもよく分かる。

優奈(進一):「んふっ・・・いいのかなぁ。巫女さんがこんなことして」

正座したまま胸を揉む姿はなんともいやらしい雰囲気。

優奈(進一):「い・・・いやぁ・・・や・・やめて・・・し・しんいち・・」

目に涙を浮かべながら優奈のフリをする進一。
また進一の1人芝居が始まった。


優奈(進一):「本当は俺のこと、好きだったんだろ」
優奈(進一):「んっ・・・そ・・そんなこと・・・」
優奈(進一):「言いから言ってくれよ。俺のことが好きだって」

優奈(進一)は首を左右に振っていやいやをする。

優奈(進一):「じゃあさ。好きって言ってくれたら優奈の身体の中から出て行くよ」
優奈(進一):「あんっ・・・ほ、ほんと?」

優奈が訴えかけるように目をうるうるさせながらこちらを見ている。
でも、両手は胸を揉んだままだ。

優奈(進一):「本当だよ。だって俺も優奈のことが好きだから」
優奈(進一):「進一・・・ん・・・わ・・わかったよ。私も・・・進一のことが・・・好き・・・」
優奈(進一):「ほんと?」
優奈(進一):「・・・うん・・・」
優奈(進一):「あ・・・もう一回言って!」
優奈(進一):「う・・・は、はずかしいよ」
優奈(進一):「頼むよ優奈」
優奈(進一):「・・・・んん・・・・・し、進一のことが・・好き・・です」
優奈(進一):「信じていいよね」
優奈(進一):「・・・うん・・」
優奈(進一):「やったぁ。じゃあ優奈の身体は俺のものだぁ」
優奈(進一):「えっ!そ、そんなっ!約束が違うよ・・あんっ!」
優奈(進一):「だって俺の事が好きって言っただろ。それなら俺が優奈の身体をどう使っても許してくれるよな」
優奈(進一):「そ・・そんな・・・んん・・」
優奈(進一):「こんな事したっていいんだっ!」

優奈(進一)は、正座していた両足の太ももを少し開いたあと、
白衣の中の右手をそのまま下に移動させた。右手は緋袴の中を移動して
そのままパンティの中に滑り込む。

優奈(進一):「あっ!やだっ・・そんなとこ・・・」
優奈(進一):「ふ〜ん。ブラジャーは付けてないのにパンティは穿いてるんだ」
優奈(進一):「いやっ・・・やめて・・おねがい・・・あはっ!」

きゅっと太ももを閉じて顔を上に向ける。
右手の指が感じるところを刺激したのだ。

優奈(進一):「あうっ・・・んんっ・・・き・・気持ちいいな・・優奈の身体は・・・」
優奈(進一):「はぁっ・・・や・・・やだぁ・・・や・・やめて・・・」

鏡には少し正座を崩した状態の優奈が映っている。
右手が大事なところを刺激しているのだが、緋袴がゆったりとしているのでその動きが全然分からない。
でも、その中では右手の指が刺激しつづけているのだ。
見えないだけに何をしているのか分からず、顔だけは切なく喘いでいるのでそこがまたいやらしい。

優奈(進一):「あっ・・・・んんっ・・・・んっ・・・・」

身をよじさせながら快感に酔いしれる優奈(進一)。
しかし、そこにドアを叩く音がした。

優奈(進一):「わっ!」

驚いた優奈(進一)はとっさに手を元通り白衣の袖に通した。
そして、正座を崩しながらサッとドアの方を見る。


ドアがゆっくりと開き、顔を覗かせたのは・・・・・美空だった・・・



目的は宿題?それとも私の身体?(第4話)・・・・おわり