誰もいない更衣室。
私がロッカーを開いて白いブラウスを取ろうとすると、眠っていたと思っていた与一が急に行動を始めた。
というか――
ベストの中のブラウスがスッと消えてなくなり、下半身に違和感を覚えた。
スルスルと下着を下ろされている感じだ。

「ちょっ……な、何!?」

俯いたときには、タイトスカートの裾からパンストとパンティがずり下ろされているのが見えた。しかも、そのずり下ろしているのはパンストと同じ生地のもの。
まさか――

「きゃっ」

不意に右足を上げられた私は体勢を保つためにロッカーの扉を持った。
履いていた黒いローヒールが脱がされ、パンストとパンティが足から抜かれる。
同じように、今度は左足を上げられるとローヒールを脱がされ、足元にパンストとパンティがはらりと落ちた。
にもかかわらず、足は今脱いだパンストと同じものを穿いている。
非常に不思議な光景。まるでパンストを2重に穿いていたようだ。

「勝手にこんな事してっ!」

――結局、私は与一が変身したパンストを穿かなければならない状況になった。
タイトスカートを捲ると、ノーパンにパンストを穿いているセクシーな――というか変態的な格好だ。
まあ、人前でタイトスカートを脱ぐわけではないのでバレはしないが、さすがに恥ずかしい。
とにかく、上半身はベストだけというのはまずい。
急いでベストを脱ぎ、元々着ていたブラウスを身につけてベストを着なおした。

「もう……」

落ちているパンストとパンティを拾い上げた私は、赤面した。
パンティの股間がしっとりと濡れている。
与一の悪戯に反応してしまった証拠だ。
しかも、与一は今パンストになって私の股間にへばりついている。
感じていたのがバレバレ。
いや、どのみち乳首が勃起していたから分かっているだろう。

そのまま丸めてロッカーに放り込んだ私は、生暖かいパンストの生地を下半身に感じながらオフィスへ戻った。