「ただいま」

(ここがめぐみの家か)

ハエになってめぐみの手提げかばんに入り込んでいた俺は、
めぐみが住んでいるマンションにたどり着いた。
かばんに入ったまま、めぐみと一緒に部屋の中に入る。
そして、めぐみが勉強机にかばんを置く直前にかばんの中から飛び出した。
めぐみはそれに気づかなかったようで、かばんから教科書とノート、筆箱を
出すと、タンスの中から家着を取り出し、着替え始めたんだ。

(おお!めぐみの生着替えじゃねぇか!)

俺は勉強机の本棚に並んでいる参考書の上に降りると、スカートを脱ぎ始めためぐみに
釘付けになってしまった。

「よいしょっと」

スカートを脱いで、カーディガンとブラウスを脱いだめぐみ。
白いブラジャーに包まれた胸は、思っていたよりもデカイ!
そして、腰もしっかりくびれてるじゃないかっ。
真面目な雰囲気を漂わせている割にはセクシーな体つきだ。
お尻もプリンと可愛い。

(こんなシーンに出会えるなんて、俺もほんとに幸せもんだよなぁ)

でも、これくらいで満足する俺じゃない。
白いスウェットに着替え終えためぐみが勉強を始めた後、俺は作戦を練ることにした。
いや、作戦といっても大したものじゃないんだけど。
兎に角、めぐみが風呂に入ってもらわなければ実行できない。
それまでじっと待つことにした――